試合結果

2001年5月31日(木)東京・北沢タウンホール
MAKING THE ROAD-3

 

 

<第1試合 フェザー級2分3回戦>
◯(アクティブJ)太郎 vs 新井龍成(サバーイ町田) ×
2RKO
(1分51秒、3ダウン)
※太郎、右ローキックで3ダウンを奪う

 


 本日デビュー戦の新井、大振りが目立つが積極的に攻めて行く。一方、それを交わしながらミドル、ローキックにつなげ、的確にポイントを取って行く太郎。
 2R、徐々にローキックが効いてきて、3ダウンを奪いKO勝ち、太郎が初勝利を上げた。これで太郎は2戦1勝1敗。今日がデビュー戦だった新井は1戦1敗。


 

<第2試合 ライト級2分3回戦>
△ (アクティブJ)喜入 衆vs 楠本竜生(サバーイ町田)△
ドロー(1-0)
(30-29、30-30、30-30)

 


 1Rから互いに積極的に攻撃する両選手。荒削りながら前へ出る喜入、僅かに的確性で勝る楠本。2Rには、喜入が出血のため、ドクターチェック。最終ラウンド流血しながらも前進を続け、手数で勝る喜入だが判定はドロー。アグレッシブなファイトで観客を沸かせた両選手の次回を期待したい。
 これで喜入は2戦2分。楠本は2戦1敗1分。両者ともに初勝利ならず。

 

<第3試合 J-NETWORK初代フライ級王者決定戦進出試合・3分3回戦>
×(JMTC)佐野貴宏 vs  牧 裕三(ソーチタラダ) ◯
判定0-3
(3者とも26-30)
牧は2、3Rに右ローキックによりダウンを奪う。

  


 身長差が10cmあり、長身の牧が1RからKOを狙っているかのようにミドル、パンチで攻め込む。佐野はそれを冷静に裁きながらカウンターを狙い、時折早いパンチで攻め込む。ちょっと力んでいるのか、的確に技がヒットしないもののお構いなしに攻め込む牧が、2Rにローキックでダウンを奪う。しかし、立ち上がり足を庇いながらもパンチで応戦する佐野。3Rに入り、牧の表情はハンターと化す。再びローでダウンを奪い、3連続KO勝利を期待させたが、最後まで粘る佐野が判定に持ち込み、3-0で牧の勝利。これにより、7月の初代フライ級王座決定戦に駒を進めた。

 敗れたものの最後まで意地を見せた佐野には、健闘を称えるとともにこれを糧に次回からまた頑張ってほしい。そして、前回よりパワーアップし、余裕も出てきた牧には、さらなる飛躍を期待したい。
 これで牧は3戦3勝(2KO)。佐野は3戦1勝2敗となった。

★はみだしJ-NET/今までの朴訥とした好青年のイメージを一新(?)して、金髪で登場した牧選手。白い肌と彫の深い顔だちにマッチしてまるで本物の外人のようだった!

 

<第4試合 J-NETWORK初代バンタム級王者決定戦進出試合・3分3回戦>
×(アクティブJ)村松三之 vs 黒田道鷹(アクティブJ) ◯
2RKO
(2分11秒、3ダウン)

  


 派手な村松タオルを羽織って登場、観客をどよめかせた村松に期待が高まる。黒田も目を光らせて不適な視線でリングイン。序盤は静かな攻防ながら、時折村松選手のストレートがヒットするが、黒田もすかさずローキックを返し、イーブン。前へ出て先に攻める村松、下がりながらカウンターを狙い、的確にローキックを当てて行き、ヒットアンドウェイの黒田。

 2R中盤、これからの打ち合いに期待した時、黒田のローキックが決まり、ワンテンポおいて村松がダウン。なんとか立ち上がるが、ダメージは歴然。結局、立て続けに3度ダウンを奪い、黒田が初のKO勝利を収めた。勝利を決めてロープに上がり両手を上げてアピールする黒田は、勝利者インタビューで猪木ばりの「元気ですかーっ!!」とコメントし、会場を盛り上げた。
 自分のペースに持っていけずに敗れてしまった村松だが、まだまだ発展途上だけに、敗北を経て更に強く成長することを期待。また、黒田は7月17日に浦林幹と初代バンタム級王座を争うことが決定。試合巧者だけに、次はどんな試合展開に持ち込むのか楽しみである。
 村松はこれで3戦2勝1敗(1KO)。黒田は9戦4勝4敗1分(1KO)となった。

 

<第5試合 日・タイ国際戦60kg契約3分3回戦>
J-NETWORKライト級4位

 △(アクティブJ )吉本光志 vs リティチャイ・パヤナン(タイ)△ドロー
判定0-1
(29-30、30-30、30-30)

 


 リティチャイが序盤よりボディへのパンチで仕掛け、中に入りたい吉本を前蹴りで止めペースを握る。時折ローを返すが、なかなか自分のペースには持ち込めない吉本。

 最終ラウンド、スタミナが切れたリティチャイに、吉本が大応援団の声援に応え、前に出て攻撃を仕掛けるものの、前蹴り、カウンターの膝蹴りでなかなかローキックがヒットしない。
 しかしアグレッシブに攻めて、判定は1-0のドロー。前回は僅かの差で判定負けを喫した吉本だが、本日、初のタイ人選手相手に善戦、2連敗を免れたことは評価したい。
 吉本はこれで5戦3勝2敗1分。

 

<第6試合 J-NET・MAキック連盟対抗戦58.5kg契約3分5回戦>
◯(JMTC)尾田淳史vs きんぞ〜(MA/新潟山木) ×
判定2-0
(50-50、49-48、49-48)
※尾田選手は2Rにヒジによる左眉付近のカットによりドクターチェック有り。


 1R、余裕のきんぞ〜。パンチ、ヒジでプレッシャーをかけると顔を背けクリンチに持ち込む。時折膝を放つが、及び腰の尾田。尾田にとって初の5回戦だけに、戦績の差が出たのかと思わせる場面である。2R、ヒジによる左眉付近のカットにより尾田がドクターチェックを受ける。しかし大事には至らず。パンチ、ヒジでKOを狙うきんぞ〜と、ミドルで膝を攻める尾田選手。互いに譲らない攻防が続くが、尾田が増田博正のセコンドの声で徐々に活気づき、ペースを自分のものにしていく。ビシバシときんぞ〜の肘が顔面にヒットするが、3R以降は、お構いなしにミドル、首相撲から膝をたたき込み、完全にペースを掴んで、2-0で尾田の判定勝ち。4戦目ながらMAキック連盟のランカー相手に初の5回戦を勝ち抜いた尾田選手の今後に期待したい。

 尾田はこれで4戦3勝1敗(1KO)。きんぞ〜は22戦9勝10敗3分(4KO)。

 

<第7試合 セミファイナル/J-NET・MAキック連盟対抗戦バンタム級5回戦>
◯(JMTC)浦林 幹 vs 田中信一(MA/山木) ×
判定3-0(50-46、50-47、50-47)
※田中選手は、2Rに右眉付近をカットしてドクターチェック有り。


 左右のボディフックを力強くたたき込む田中をブロックしながら、右ミドル、膝を繰り出し打ち合いを展開する浦林。浦林の膝を防御しない田中だが、ボディへの攻撃は衰えず、時折顔面を狙うフックは1発でKOする破壊力を秘めているだけに要注意。
 だが、浦林はパンチをブロックし首相撲からの膝蹴りをしつこいくらいに繰り返し、肘をヒットさせる。首相撲されながらもフックを出し続ける田中だったが、最後まで冷静にパンチをかわし、膝をヒットさせた浦林に勝利の女神が微笑んだ。3-0で文句なしの判定勝利。
 前回に続き、MAキック連盟のランカーを撃破した浦林。その安定した実力は7月の初代バンタム級王座決定戦でも発揮される事だろう。

 浦林はこれで7戦5勝1敗1分(1KO)。田中は22戦10勝9敗3分(5KO)。

 

<メインイベント/J-NETWORK・MAキック連盟対抗戦ヘビー級5回戦>
◯(アクティブJ)長谷川康也 VS 中西陽介(MAキック/山木)×
1RKO(2分59秒、右フック)

※長谷川選手が、1Rに右フック一発でダウンを奪ってKO勝利。


  3度目の対決。もう負けは許されない長谷川に、序盤からミドルキック、膝蹴りでペースを握ろうとする中西。長谷川は時折、合間をぬってスナップパンチを返すが、ガードが少しづつ下がり、序盤戦は中西ペースか?と思わせた。勢いづく中西はKOを意識したかのように飛ばしてくる。そして、それに応戦し、長谷川が打ち合いをしたその時、長谷川のスナップパンチがヒット! 中西が痛烈なダウン。
 3度目の対決に幕を閉じた。勝利者インタビューでは「7月はMAヘビー級チャンピオンの内田ノボル選手と戦います」を豊富を語っていた。中西を倒してから内田戦へ、と考えていた通りに進み、今回のヘビー級らしい豪快な勝利によって、ますます波に乗る長谷川。団体対抗戦ランカー対決も、これで3連勝となった。
 長谷川はこれで8戦5勝3敗(3KO)。中西は11戦7勝4敗(7KO)。